香山リカ 松山大学講演会のお知らせ

精神科医として著名な香山リカさんが、社会や政治について語ります。自然科学系の研究者や学者が、自ら生きている時代の課題に関心を持ち、積極的に態度表明していくことは、言葉本来の意味における教養人に欠かせない態度といえます。
これは戦前の専門教育偏重への反省から、戦後、大学人には特に求められてきたことです。残念ながら、今再び文部科学省が先頭になって、エリート注1)以外の一般の学生に対するリベラルアーツ教育を否定し、視野の狭い実学教育を推奨する動きが、特に現内閣になって顕著になりつつあります。
このような時にこそ、学問のあり方を見直す批判的精神を喚起することが求められているといえます。今回の香山さんの講演がそうした機会になってくれるのではないかとの期待が高まります。

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